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INTRODUCE

日本の新しい音楽を世界に発信し、未来に残すために

私たち日本人は古来より豊かな文化を保持し続けてきました。それは現代でも衰退することなく、音楽の分野においても優れた才能を輩出し続けています。インターネットによって簡単に世界中と繋がることのできる現代、アマチュアとプロフェッショナルが一体となって日本発の音楽を世界に発信し、新たなクラシックとして未来に残していくことが必要だと考えます。

アンサンブル・フリーJAPANは、アンサンブル・フリーWESTとアンサンブル・フリーEASTの両オーケストラが支える、高いレベルを有した若手のプロ奏者および音楽を専門に学ぶ学生から構成されるオーケストラです。日本の新しい音楽を世界に発信し、後世に残していくために、様々な音楽活動を展開します。

共通の時代を生きる、日本の現代作曲家の創造力

この動画の作品は、2020年4月、コロナ禍で最も制限の厳しい初の緊急事態宣言下で作曲されました。人と出会うことを禁じられた世の中で、隣人、近所に迷惑にならないように、どの家庭にもある日常の音だけで「合奏」できるように作られました。作曲家・山本和智さんにとっては、音が出るもの全てが作曲の材料であり、楽器がない、あっても大きな音を出せる環境にない、集まれない…そんな制約を逆手にとって「合奏曲」を書いてしまいます。こんな奇想天外なアイディアを生み出せるのが作曲家のすごいところです。

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日本の新しい音楽を世界に届け、その発展に寄与するアンサンブル・フリー

アンサンブル・フリーEAST(以下、EASTと略)では、2014年の第1回演奏会以降年2回、毎回の演奏会で新作のオーケストラ作品を委嘱し、既に15作品以上の新曲を初演しています。また、その再演にも力を入れ、関西のアンサンブル・フリーWEST(以下、WESTと略)の活動も入れると20作品以上の初演、再演を行っています。同時に、従来のクラシック作品の演奏にも力を注ぎ、ベートーヴェンやブラームスのような大作曲家の作品から、R.シュトラウスやヒンデミットなど近代のあまり演奏されない大管弦楽作品まで幅広くレパートリーに入れています。私たちは現代音楽とクラシック音楽の両方に取り組むことによって、過去から受け継がれる偉大な作品が現代に音になって甦る喜びと、未来に残すべき傑作誕生の瞬間に立ち会う興奮を皆様と分かち合いたいと思っています。何百年も昔の現代音楽が、現在のクラシック音楽です。この二つのジャンルは親子のような関係で、切り離すことができません。

現代作曲家の才能を伸ばす演奏機会が極僅かである危機的な時勢

オーケストラの運営にはお金がかかります。どこのオーケストラも、実状はチケット収入だけでなく、公的な機関や民間の企業からの資金援助で成り立っています。そのような中で各オーケストラは工夫を重ねて挑戦的なプログラムを組んでいますが、どうしても国内の現代作曲家の作品を連続して取り上げるには至っていません。なぜなら、聞き馴染みのある名曲で構成された演奏会の集客力が依然として大きく、採算を取るには現代曲を積極的に取り上げることよりも、客層に配慮したプログラム構成を優先させ集客を上げることが必須だからです。

そのような状況に加えて、2020年に発生した新型コロナウイルスによるパンデミックは、多くの音楽家やオーケストラ団体の演奏機会を奪いました。この逆境の中で各オーケストラは生き残りを賭け、力強く努力を重ねています。しかし、パンデミック発生以前でも難しかった現代作曲家のオーケストラ作品の演奏をプログラムに組み入れることは、更に難しくなっているのが現状です。

どんなに素晴らしい作曲家でも、作品が実際に演奏されることによってフィードバックを得て、更に自らのスタイルを磨いていくものです。作曲家がその才能を更に伸ばすには、演奏者、そして聴きに来て下さる多くの方々の反応が必要なのです。

音楽を愛し、その発展に寄与する活動と、アンサンブル・フリーJAPANの設立

私たちは、日本だけでなく世界中の人に、日本の素晴らしい現代音楽に慣れ親しんでいただき、更に後世にも残していきたいと考えています。コロナ禍においても、感染を抑止しながら音楽活動が続けていけるよう、関西のWEST、関東のEASTの両団員で協力しながら、リモート演奏用に書かれたオーケストラ作品の配信を始めています。

また日本には、世界で通用する高い技術と豊かな発想を持った演奏家、作曲家がたくさんいます。EAST、WESTによる裾野を広げる演奏活動に留まらず、世界中に日本の現代音楽を発信するため、優れた演奏技術を持つプロフェッショナルの奏者と共に「アンサンブル・フリーJAPAN(以下、JAPANと略)」を2022年に立ち上げました。

WESTとEASTはアマチュア奏者によって構成され、JAPANはプロ奏者およびそれに音楽を専門に学ぶ学生によって構成されていますが、私たちはアマチュア、プロフェッショナルという区分以前に音楽を愛し、その発展に寄与したいという共通の目的の下に集まった音楽集団です。WESTとEASTの300人を超える団員は広く色々な職業に就いており、社会の様々な分野と繋がりを持っています。そしてJAPANの30人の精鋭団員は高い技術を有します。

この3つの団体がそれぞれの良さを活かして支え合い、音楽活動を展開します。日本中の様々な分野で活躍する仲間が、新しい日本の音楽シーンを作り、世界へ届けていく。そんな未来を築きたいと思っています。

CONCERT

about_concert

2023/4/14 [Fri.] 開演 19:00/開場 18:00

アンサンブル・フリーJAPAN
第2回演奏会

会場/横浜市鶴見区民文化センター サルビアホール

指揮/浅野 亮介
* メゾソプラノ/石田 滉

入場料/一般 ¥3,000(当日 ¥3,500)学生 ¥2,000

メンデルスゾーン:弦楽のための交響曲第2番 ニ長調 MWV N 2

高木 日向子:弦楽と歌のための新作(委嘱作品、世界初演)*

薮田 翔一:弦楽と歌のための新作(委嘱作品、世界初演)*

メンデルスゾーン:弦楽八重奏曲 変ホ長調 Op.20 弦楽合奏版(編曲委嘱:旭井 翔一、世界初演)

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